ハートでつながる・・

タッチ&ヒーリング ボディワーカーです。三木市のヒーリングサロンで全身オイルトリートメントをさせていただいています。   世界中の人たちと、手と手で、ハートからハートへとつながっていきたいです。

生き残るために忘れ去られる 筋肉運動機能

 
トーマス・ハンナ著 「ソマティクス」  を読みました。
 
「タッチ&ヒーリング」の施術は、「ソマティクス」がベースになっているのですが
あまり意識していなかったこの頃・・
 
「ソマティクス」とは、外側から見た自分ではなく
「内側から感じる自分自身」のことをさします。
 
感情 動き 意志といった
外側とはまったく違った内面の豊かさに気づきをもって
見つめることです。
 
三人称の視点ではなく
自分ひとりの一人称の視点から「わたしという存在」に
気づき、自己を感じ、自らが動くことのできる存在である
ことを意識することです。
 
この本は、特に加齢による身体機能の変化について書かれており
とても参考になったので、ちょっと抜粋してみます・・
 
この本の副題
「痛みや不調を取り除き、しなやかな動きを取り戻す方法」
自らの動きに気づくことで、よりしなやかな身体を得るためにすべきこと
とでもいうのでしょうか。
 
私たちの感覚運動システムは 生きている間に
特定の筋反射を起こしながら 日々の努力で
トラウマに 絶え間なく反応している という事実があります
 
この反射は 繰り返し 刺激を受け
意識的には リラックスすることもできない 習慣的な筋肉の収縮を作り出します
 
この筋肉の収縮が あまりに無意識で 不随意な運動になるので
最終的には どうすれば自由に動くのか 思い出せなくなります
 
その結果が コリや 痛みや 可動域の制限 として現れるのです
 
この習慣化した 健忘状態を 「感覚運動健忘」と呼びます
 
私たちは 特定の 筋肉群が どのように感じるか 
どのように コントロールするかを 忘れてしまっているのです
 
そしてこれは 中枢神経内で起こるので 気づかないうちに
まさに 私たちの中枢にまで影響します
 
自分がどういう人間で どのようなことを体験でき
どのようなことをすることが できるのか ということが
「感覚運動健忘」によってイメージできなくなります
 
そして この現象とその結果 起こる影響を
私たちは 老化と勘違いしているのです
 
誰もが 年を取ると 身体の機能が衰えるという 
呪文を唱える必要はない と確信しています
 
何もかもを老化という言葉で片付けてしまうには
あまりにも寂しすぎる・・
 
人は年齢を重ねても いくらでも運動機能を向上 持続していけるものだし
そういう視点で人間を捉えなおすほうが 
どんなにか生きる姿勢が変わっていきますよね。
 
「感覚運動健忘」は 今まで認知されなかった
健康問題の基本概念を 説明していると 私は考えます
 
そうなれば この概念はおそらく 人類の疾患の半分以上を説明します
 
「感覚運動健忘」は 医学的でも 外科的でもない病理であり
従来の医療では診断することも 治療することもできません
 
これは治療ではなく 教育を必要とする ソマティックな病理だからです 
 
もう一度 学習し直すことでコントロールできるのです
 
老化を象徴する 身体的問題の多くは  むしろ使わないで起こる機能的な問題です
 
「感覚運動健忘」の影響は 永久に続くものではなく
ソマティクス・エクササイズのような 神経学に基づく体操で 
予防 あるいは修正することが できます
 
「感覚運動健忘」と その原因を知れば
年をとっても 私たちの体 そして人生は 
最後の最後まで 進化し続けることができるということです
 
誰でも心の中では 人生とは そうあるべきだ と感じているはずなのです
 
わたしたちが 日々のストレスにどのように筋肉が反応するかで
どう年をとるかが 決まります
 
身体の変化を起こすのは 老化ではなく ストレスであり
ネガティブなストレスを 繰り返し受け 反応した筋肉の収縮による
屈曲反応の習慣化した結果 といえます
 
環境的、心理的および外傷後のストレスなどにより生じた
人間の無意識による自己調整は
 
「気づき」がなければ
習慣的に慣れ親しんだ動きの中で 日常生活を続けてしまい
ますます身体の動きを制限し、偏りや歪みが
痛みやコリを生じさせてしまいます。
 
いわば、その身体のその歴史の積み重ねが
その人自身なのですが、
 
いくらか早い時点で第三者的に気づいて
適切な指導を受ければ、
身体の習慣を修正する動きを 
作り出すことができるというわけですね。
 
西洋的には、ソマティクスというのかもしれないが
インドなら、ヨガというのかもしれないし
中国なら、気功や太極拳なのかもしれない。
 
日本なら、
柔道、空手、合気道などの武道も それにあたるのかもしれないね。
 
最後に
もうひとつ とても興味深い内容がありました。
 
ストレスで筋緊張が高まり、首や肩を痛める人は非常に多いのですが
そのストレス たまったままの状態で仕事を終わっても
完全に取れてないのは、達成感のあるなしではないかということです。
 
当たり前のこととはいえ
なんか研究結果にされると、おお~そういえば~と考えさせられました。
 
日々のストレスためないようにするには
最後に 自分で自分の仕事結果を 善きにせよ 悪きにせよ
やっぱ褒めることですよ~。
 

カナダに 非常に興味深い 研究報告があります

 

ある人が 絶対に失敗してはいけない

難しい タスクに取り組むと 筋電図の緊張は高まり

タスクが完了すると 筋電図の緊張は 通常レベルに戻りました

 

ある実験では 筋電図の緊張を 非常に敏感な額の筋肉で測定しました

 

その被験者には 同時に サスペンス ストーリーを聞かせました

 

物語が進むにつれて 筋緊張は高まり 不安感が

筋肉の緊張に 結び付くことが明らかになりました

 

物語が クライマックスに達して 危険な状況が去ると

それまで 緩やかに高まっていた緊張は 急に解け

元のレベルに 戻りました

 

しかし いくつか 重大な 例外がありました

 

物語が途中で 中断した場合

筋緊張は 数時間経過しても高いままだったのです

 

カナダの研究者たちは この現象は人間の一般的な特性

つまり 絶対に失敗できない タスクを遂行することで

 

高まった緊張は 達成感がなければ 終了後も元に戻ることはない

 

ということを発見したのです

 

このコンセプトが 微妙な場合もあります

 

タスク 終了時に 被験者がその出来を実験者に

 

褒められれば 筋緊張は下がります

 

しかし

 

批判されると筋緊張はそのまま残ります

 

これは 「残留応力」と呼ばれるものです

 

きょう1日の自分のなしえたことに、

せいいっぱいのねぎらいを(^^♪

いつもいつも 

がんばってる自分をほめてあげよう~。

 

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